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引用:チェンソーマン単行本
謎に包まれていたマキマのヴェールがとうとう剥がされてきました。
彼女の正体はチェンソーマンのファンであり、世界をよりよくしたいと思っている悪魔。
支配の恐怖を司る悪魔であり、自身より下位のものを意のままに操ることができ、
世の中の物事のほぼすべてを掌握することができる神のような存在です。
かつて「死の悪魔」、「戦争の悪魔」、「飢餓の悪魔」、そして7人の使徒とともに
無敵のチェンソーマンに挑み追い詰めることに成功しましたが、ポチタとなり人間界に逃げ込んだ
チェンソーマンが人間であるデンジと融合したために、マキマは自身の欲望を
胸に隠しこんだままデンジとの時を過ごすこととなりました。
死と戦争と飢餓の悪魔が現在どこでなにをしているのかは不明ですが、
支配のマキマはこの3者の存在ですらこの世から消そうと目論んでいます。
チェンソーマンの能力を支配することで自由に使い、恐怖の概念をこの世からすべて無くす、
それがマキマの考えるよりよい世界なのです。
最終巻、マキマとチェンソーマンの真っ向勝負が繰り広げられます。
物語の結末はどうなるのでしょう。振り返りましょう!
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追い詰める支配のマキマ
あーあ・・・
マキマはこれまでチェンソーマンに26回殺されている模様。それでいて、
一度も食べられたことがないのでとても悔しがっている様子です。
喋るマキマをちゃんと見上げて見ているチェンソーマンにツボります。笑
そして、「これで決着です」とチェンソーマンの弱体化を成功させたマキマの勝利宣言。
天使の能力を惜しげも無く使用。人から吸い上げた寿命千年分を使い禍々しい武器を創り出します。
そしてやはりマキマはヒトを人とは思ってなかった様子。犬と同列なのです。
思いのほか呆気なく倒れるチェンソーマンを見て、
「あーあ・・・」となんとも、手に入れたかったものが手に入った時の
いかにも残念そうなファンそのものなマキマさんなのでした。笑
VS血の悪魔
デンジを助けるために復活した血の悪魔パワー。
胸熱な状況ですが、マキマの圧倒的なチカラの前にびびりまくりながらも戦うパワー。
チカラの差を見せつけられたパワーはマキマに説き伏せられようとしています。
「そうすれば殺さないでまた飼ってあげる」
なんとも屈辱的な発言ですが、パワーはいとも簡単にその言葉に流されます。笑
しかし、それは咄嗟に出た行動なだけで、本当にデンジを助けようとするパワー。
ここでデンジの回想の中で、マキマを倒すヒントが。
「私は鼻が利くんだ」「顔が似ているからかな」
マキマは目で見えるものの区別はほとんどつかず、存在を匂いで判別しているということ。
不愉快です
デンジが本来の人生の目的を取り戻し、戦場へと帰って来ました。
マキマからの見た目は弱々しくなった、と。
しかし、目の前にいるチェンソーマンがデンジだと思ったマキマは明らかに不機嫌に。
改めて相対するふたり。
しかし、この目の前にいるチェンソーマンはポチタの心臓から復活した
まぎれもないチェンソーマンであり、弱々しくなっているのは恐怖のチカラが弱まっているから。
今の姿はマキマがそうしたのであり、
デンジに化けているポチタが話す内容は意外とポチタの生の声な気もします。
7人使徒を連れて、最終決戦へと入ります。
殴りあおう
使徒たちとの決死の戦いにより瀕死状態になるチェンソーマン。
そばに歩み寄るマキマ。
おもむろに自身の手のひらを撃ち抜くマキマ。
そして血をチェンソーマンに飲ませます。
「デンジ君起きて」
目の前のチェンソーマンを未だデンジだと思い込んでいるマキマ。
弱体化はしていますがモノホンのチェンソーマンに殴り合いを申し込むマキマ。
ポチタはマキマになにを思っているのでしょうか。
まとめ
チェンソーマンの中でも大きな謎の一つである、
なぜポチタはマキマを食べようとはしなかったのか。
これまで26回も殺しておいて、一度も支配の悪魔を食べる結論に至らなかったチェンソーマン。
これには私なりの考察ですが、「支配」という概念はこの世から消すべきではないという
チェンソーマンの独自の考えに基づいたものからではないか、というのと
単に支配の悪魔が自分と同じく孤独な存在だったので仲間意識から存在を消滅させれなかった、
という両面の背景があったためではないかと思っています。
マキマは老人が若者の顔の見分けがつかないのと同じく、
ほとんどの対象を目で判別することができなくなっています。だからグルグル瞳なのか。
人語を操る目の前のチェンソーマンをデンジが変身したものと思っているのは、
匂いと声がデンジそのものだったのと、ファンとして見ていた憧れのチェンソーマンとは
かけ離れた存在になってしまっていたからでしょう。
これまでいろんな表情を見せてくれたマキマですが、
ここまで感情的で欲求をあらわにしたのは最終巻が初めて。
ここから終末に向けて、マキマは結局望むべく結末へと進むことになります。
次回、マキマ考察編ラストとなります。支配の悪魔マキマよ永遠に。
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