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風光明媚な兵庫県に広がる、但馬牛のふるさと、
それが「但馬牧場公園」です。
この記事では、牧場公園の魅力を余すことなくご紹介します。
牧場での牛たちの放牧風景や様々なアクティビティ、
伝統と現代が見事に融合する瞬間に立ち会いましょう。
さらに、牧場公園に欠かせない存在、
それが「田尻号」。
但馬牛の特徴や歴史、田尻号の役割や牧畜における重要性まで、その存在を深く追求します。
牧畜の歴史と文化、地域社会との結びつき、そして田尻号の遺産と継承に触れながら、
牧場公園がどれほど特別で豊かな場所なのかを探ります。
最後に、なぜ「但馬牧場公園」を訪れるべきなのか。
美味しい但馬牛の味わいや地元との交流体験、そして牛たちとふれあえる貴重な機会。
牧畜の歴史が息づく公園で、但馬牛と共に織りなす感動の物語をご一緒に紐解いていきましょう。
但馬牧場公園の概要
但馬牧場公園とは
兵庫県立但馬牧場公園は、兵庫県が誇る但馬牛を世界に発信し、地域の生産振興と観光促進を目指して平成6年に開設されました。自然に恵まれた緑豊かなエリアに広がるこの公園は、牛たちと触れ合える展示牛舎や様々な体験ができる施設が整備されています。
公園は3つのエリアに分かれており、ファームビレッジエリアにはビジターハウスや但馬牛博物館があります。畜産エリアでは展示牛舎や農家が牛を飼育するエリアが設けられ、スキー場エリアでは夏には放牧場として、冬にはスキー場として活用されています。総面積は36.2ヘクタールに及び、四季折々の風景が訪れる人々を楽しませています。
動物たちは但馬牛だけでなく、羊や山羊、ウサギなどさまざま。公園内ではこれらの動物たちとふれあえるほか、但馬牛のブラッシングや飼育体験も可能です。また、年間50回以上のイベントが開催され、蕎麦打ちや竹輪作りなどの食品加工体験から季節ごとの催しまで、訪れる人々に楽しい思い出を提供しています。
18個もの施設
1.展望台(あずま屋)
2.第2展望台
3.山頂花園
4.但馬牛放牧地
5.アスレチック
6.大動物舎(牛舎)/但馬牛方牧場
7.多目的芝生広場
8.テニスコート
9.ビジターハウス
10.但馬牛博物館
11.小動物舎
12.動物ふれあい広場
13.ウサギ小屋
14.まきばの宿
15.レストランふるさと
16.バーベキューハウス
17.レンタル所
18.リフト乗り場
注:体験待ちです(HPを見た方が間違いなく良い)
伝統と現代の融合
頑張れ!:ももいろクロおばあZ
地理とアクセス
但馬牧場公園は、兵庫県の美しい自然に包まれた場所に位置しています。四季折々の風景が広がり、青々とした丘陵地帯が牧場を彩ります。訪れる人々は、美しい景色のなかでリラックスし、日常の喧騒を忘れることができます。
アクセス方法
- 自動車: 中国自動車道から福崎IC経由播但連絡道、和田山JCT、北近畿豊岡道「八鹿氷ノ山 IC」へ進み、R9を経由して湯村温泉にアクセスできます。また、舞鶴若狭自動車道を利用する場合は春日JCTから北近畿豊岡自動車道「八鹿氷ノ山IC」経由でR9を進み、湯村温泉へたどり着けます。
- JR: 大阪・神戸からのアクセスも便利で、約2時間30分で到達可能です。浜坂駅からは町営バスを利用し、そこからタクシーで約15分ほどで湯村温泉にアクセスできます。
- 特急バス: 大阪・神戸から直通特急バスを利用すると、約3時間40分で湯村温泉に到達できます(要予約)。
- 飛行機: 鳥取空港からレンタカーを利用すると、約45分で牧場公園に到着します。
田尻号とは?
但馬牛の特徴
肉質の優れた特長: 但馬牛は骨が細く、皮下脂肪が少ない特徴を持ち、その結果、良質な筋繊維が形成されています。この特性が、「赤身と脂の旨さ」の絶妙なバランスを生み出し、但馬牛肉を独特かつ美味しいものにしています。
育種改良の歴史: 長年にわたり、たじまの生産者によって大切に育てられた但馬牛は、肉の味を決める食感、甘み、香りなどすべての要素が世界中のグルメから高く評価されています。この地道な努力により、但馬牛は品質の高い和牛として知られています。
神戸牛=但馬牛の最高峰: 日本三大和牛の中でも、但馬牛が最も厳しい基準をクリアしたものが神戸牛です。これは、元々基準が厳しい但馬牛をさらに増した厳格な審査に合格した牛だけが「神戸牛(神戸肉・神戸ビーフ)」と名乗ることができることを示しています。神戸牛はその最高の品質と味わいから、世界中の食通たちに絶賛され、高い評価を受けています。
田尻号の意義
由緒ある誕生
1939年、兵庫県美方郡香美町小代区貫田の田尻松蔵宅に生まれた田尻号は、但馬牛の名だたる存在として歴史に名を刻んでいます。その生涯は1954年まで続き、黒毛和種の系統形成において卓越した種牡牛として活躍しました。
黒毛和種の頂点
田尻号は和牛の中でも黒毛和種に特に焦点を当て、その系統の確立に多大な貢献を果たしました。小代観光協会が依頼した調査によれば、日本全国の黒毛和種の母牛の99.9%以上が「田尻」号の子孫とされています。彼の血統は和牛の歴史と未来を繋ぐ架け橋となりました。
ふるさとの誇り
香美町小代区は但馬牛の原産地として誇りを持っています。「田尻号」は昭和初期に生まれ、その遺伝的能力と遺伝力に優れた肉質により、全国の黒毛和牛の99.9%が「田尻号」の子孫であると言われています。彼のふるさとは、和牛肉の原点としてその名を刻んでいます。
但馬牛の歴史的重要性
但馬牛はかつては役牛として使役され、田畑の耕作や荷物の運搬などに従事していました。その存在が、現在の和牛ブランドの礎を築いた要因であることは、意外にもあまり知られていません。田尻号の時代を振り返りつつ、但馬牛が築いた歴史的な足跡に敬意を表しましょう。
動物園で見たバイソン。体格の良い牛の代表で前駆の迫力が凄い。戦う牛って感じのするアメリカバイソン。しかし実は驚くほど後駆が寂しい。和牛も昔はこんな形だった(写真は田尻号)。霜降りも改良の賜物だけど腿やお尻こそ家畜としての改良の賜物だと思うんだ。そう考えるとサイはマジ凄い。 #牛ネタ pic.twitter.com/BjKPnS7kgY
— 田中一馬 但馬牛農家の精肉店・田中畜産 (@tanakakazuma) August 25, 2018
訪れる価値のある理由
プロジェクションマッピング
牛のモデルになったのは、全国の黒毛和牛の99.9%にその血統に繋がるという伝説の種雄牛「田尻号」です。大きな田尻号の体をキャラクタが駆け回り血統を守る重要さ、関わる人々の物語をコミカルに教えてくれます。「牛に対して、こんなに愛情と手間をかけている地域は但馬以外にはありません」と、セリ市で多くの牛を見てきた野田さんは言います。
引用:つながる、たからじま「但馬牛博物館」より
多彩で楽しい展示物が訪れる皆様を魅了します。ミニチュア展示やアニメーション映像など、様々な仕組みが世界に誇る但馬牛を楽しく学ぶ手助けとなっています。訪れる度に新しい発見がある展示物たちは、来館者を飽きさせません。
特に注目すべきは、中央に誇らしげに立つ巨大な牛に映し出されるプロジェクションマッピングです。この斬新で迫力ある演出は、但馬牛の魅力を臨場感たっぷりに伝え、訪れる人々に深い感動をもたらします。是非、その迫力と美しさをご自身の目で体感してください。
その作品たち
但馬の宝 但馬牛
「美方郡に伝わる、“牛は人がつくるもの”ということわざをご存知ですか?人の手入れが大切だということを言い表した、但馬牛のふるさとならではのことわざです。若い方々が但馬を出た際、“自分の地元にはこんなに凄い宝があるんだ”と胸を張れるよう、但馬牛と地域の関わりに興味をもってほしいですね」。
「兵庫美方地域の但馬牛システム」は次の目標として、世界農業遺産への認定を目指しています。但馬の宝、ひいては日本の宝である但馬牛。ぜひ博物館に一度訪れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
「但馬牧場公園」は、ただの観光地ではなく、但馬牛の誇りを胸に刻み、牧畜の歴史と文化を感じることができる場所です。牧場で広がる風景、田尻号と牛たちとのふれあい、地元の温かい交流―これらが一つになり、訪れる人々に感動を与えています。
この牧畜の楽園で、自然と調和し、伝統と未来が共存する美しい物語が紡がれています。是非、但馬の大地で、牛たちとの穏やかな時光を過ごし、牧場公園の奥深さを感じてください。どこまでも続く静寂な中に、但馬牛のふるさとが広がります。
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