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進撃の巨人ラストシーン感想と考察 〜ミカサの未来とさらにその先〜

マンガの感想

進撃の巨人がとうとう完結しましたね。11年超にも及ぶ超大作、本当にお疲れさまでした。

最終巻は賛否両論があった模様ですが、ここまでの大作ですから批判の声が上がっても致し方無いでしょう。少なくとも私にとっては大好きな終わり方でした。完璧なハッピーエンドでは無いですが、切なさと物悲しさ、未来への希望と始まりが織り交ざった描写だったと思います。秀逸なラストシーンにいたく感動した次第です。

ミカサは漫画史上の中でも類い稀なヒロイン像だったと思います。主人公エレンの幼馴染であり義理の家族。そのエレンをはるかに超える圧倒的な戦闘能力を持ち、兵団同期の中でダントツトップの成績をおさめる。当初はエヴァのレイを思わせるクール系かと思いきやただ単に天然の極端に人付き合いが苦手な性格。女っぽさなど微塵も無い生粋の軍人であり誰よりもバッサバッサと巨人をなぎ倒していくめちゃめちゃカッチョイイ戦士でした。
が、物語が進むにつれてその人間味やエレンへの一途な恋心が露わになっていき、ミカサを自然と応援しその健気さや最後の決断に大いに涙した読者も少なくないのではないでしょうか。

今回はラストシーンに注目し個人的な見解によるミカサの未来とその先についての振り返りと感想考察をさせていただきます。

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エレンは姿を変えて生き続けている?

ミカサとのお別れ

子供の時にアルミンと3人でよく遊びに来ていた思い出の場をエレンのお墓にしたミカサ。エレンがよく居眠りをしていたその場所に頭を埋めて墓石をその上に立てた模様。

「エレン・・もうすぐみんなが会いに来るよ」
墓石に話しかけるミカサ。添えているお花も自ら摘んできたのでしょうね。

「嬉しいでしょ?」とまるで本当にエレンの頭を撫でるように墓石に問いかけます。
思えばミカサは子供の時からエレンを慕いつつも弟のように接することがままありましたね。

ここは第1話でもふたりで話していた思い出の場所。
その時のエレンは居眠りから覚めると同時に涙を流していました。
奇しくも同じ場所で今、ミカサが涙を流しています。

「・・・また、あなたに会いたい・・・」と言ったミカサに一羽の白い鳥が。

ミカサの象徴であるマフラーをくちばしで巻き直してくれます。
こんなことをする自然の鳥は皆無なので、この鳥はエレンと思ってよいでしょう。
ミカサのためを思って、自分のことをできるだけ早く忘れさせるために
ミカサにひどい仕打ちをしてきたエレンですが、ずっとミカサを見守っていたのです。

驚くミカサですが、ミカサも白い鳥がエレンだと確信したのでしょう。

「エレン・・マフラーを巻いてくれてありがとう」
飛び去っていく白い鳥。ミカサは心にエレンを抱きつつも
この瞬間に新たなスタートをしようと決めて、
再び去っていくエレンにありがとう、と言ったのではないでしょうか。

 

物語の始まり

時は流れて、ある一家がエレンのお墓をお参りしています。
この花の置き方や髪色からこの後ろ姿の女性はミカサではないかと思います。
エレンの望み通りに幸せになった様子のミカサ。
10年間未練タラタラだったかどうかは分かりませんが。笑

さらに時が流れ、大木の近隣は大きな建物が建設され立派な都会になっている模様。
車椅子に乗るほどの老女になってもミカサはここに通い続けています。

さらに時は流れ、花を添えるにも人の助けが必要になっている女性。
これは事切れる直前になってお墓に来たという描写ではないでしょうか。
たくさんのお花とマフラーを首元にまき、ミカサが死を迎えます。

さらに時を経て同じ場所で戦争が始まっています。
周りの建物は立派な高層ビルに姿を変えています。現代に近い時代感でしょうか。

周りの建物が崩壊し、しかし大木は戦争の後も孤独に立ち続けます。

崩れたビルに植物がおおい茂るほど時が過ぎた頃、
犬を連れたひとりの少年が大木のそばまで近づいていきます。

戦争の時にはすでに墓石はなくなり、ぽっかりと空洞になっていた穴がさらに広がり
大木は高層ビルを超えるほどの大樹になっていました。

少年はおそらくこのあと穴に入ると思います。
その後、新たなストーリーが始まるのです。


まとめ

ページ数でいうと8ページ。見開きで数えるとたったの4ページにもかかわらず、
なんとも壮大なスケールと時間軸で見事にエンドロールを演出しています。

ミカサはエレンの願い通りに一生を終えたのではないかと思います。
エレンとのお別れ後の一生をこの短いページで描いた先生の天才さに驚くばかりです。
マフラーを巻いて棺桶に入っているミカサに涙がこみ上げました。

そして、ミカサが死んだ後も大木は立ち続けています。
戦争を繰り返し街が廃墟となった後もそびえたつ大樹となったエレン。。そう、
この大樹はすでにエレンの意識を宿わせたエレンそのものとなっているのではないでしょうか。

もしもこの時世界が終わろうとしているのであれば、
この少年を通してエレンは世界に干渉し、新たな物語が始まるはずです。
その想像をしながら今日も良い眠りにつきたいと思います。

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