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車を売る時のコツと裏技は?中古車の流通を知る!

中古車売買

みなさんは中古車がどのように流通するのかをご存知ですか?
実はこれを理解しているかどうかで愛車を高く売る交渉に活かすことができます。

中古車業界は今が需要期、2月3月は年間でいちばん流通が多い時期です。
このタイミングで愛車を乗り換えようとお考えのあなた、
せっかくですので基礎知識を身につけてぜひ営業マンとの交渉にお役立てください。

それではまずはオートオークションのことからご案内します。

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全国にあるAA(オートオークション)は中古車流通の仲介場所

AAってなに?

AAとはオートオークションの略であり、一般の方には馴染みの薄い存在です。
それもそのはず、AAに出入りするには会員権が必要であり、
会員権を取得するには数々の条件を満たさなければなりません。

会場は全国に150箇所以上あり、ほぼ毎日どこかで中古車のセリが行われています。
そこに来る人のほとんどがプロのバイヤーであり、常に会場にはディープな空気が醸し出されています。笑

出品する側も落札する側も当然会員権が必要なので、
そこはプロ同士が目当てのクルマを安く仕入れる、または高く売るために
目の色を変えて応札に臨む、いわばクルマ業界の戦場のようなものです。

実はこの真剣勝負の元、世の中の中古車に卸相場というものができていきます。

なぜAAが必要なの?

AAとは中古車のプロ同士が仕入れたり売ったりする場所ということは前述しました。
ではなぜそういう場が生まれ、全国でほぼ毎日セリが行われるようになったのでしょう。

突然ですが物語が始まります。笑
おじいちゃんが免許の返納で近所にある中古車屋さんに自身の愛車を売ったあと、
そのクルマに値段が付けられて展示場に飾られていました。

売った金額は5万円、おじいちゃんはもう少し高く売れると思っていましたが
中古車屋の社長は、「ウチに置ける在庫は残り1台のみ、しかもすぐに売れる保証は無い」と
ギュウギュウにクルマが並べられた展示場を指差し、おじいちゃんも渋々納得した。

後日その中古車屋の前を通ると、おじいちゃんのクルマはきれいに磨かれ、
特選中古車という文言が添えられたプライスボードに68万円と書かれて展示されていました。

おじいちゃんはたまらず社長に文句を言います。
5万円で買ったものをどうして68万円で並べているんだ!?詐欺じゃ無いのか?

社長は、またか、、、という顔をしてこう言います。
ウチはどんな中古車でもまずは新車価格の半額で展示するんです。
売れなければ徐々に金額を下げていく。ホラ、8万円のクルマもあるでしょ?

そんな売り方をしてるくせになんで5万円しか出してくれなかったんだ?と
どうしても孫に買ってやりたかったものがあったおじいちゃんは悔しくて食い下がります。

ん?うちの買取価格はどんなクルマでも全て5万円ですよ。
いくらで売れるかなんて分からないんで、安く仕入れるしか無いんです。
それに、見てください。全然売れてないでしょ?
なかなか売れなくて在庫が回らないから、現金もないんですよ。

おじいちゃんは泣き寝入りのような心境で、家路に着きました。
しかし冷静に考えると頭の中に大きな疑問が。

そもそもクルマの価値ってどうやって決まるんだ??

 

AAは業界を適正かつ公平なものにしている

物語を読んでいただきありがとうございます。笑

信じられない話のようですが、実際にAAができる前はこれが普通だったのです。
売る側も買う側もいくらが適正なのかが分からない
だから売る側はいつも買う側の言い値で売るしかなかったのです。

中古車は相対取引です。
欲しい人が多い人気車種は高値になりますし、
不人気であまり欲しがられないクルマは安くでしか売れません。
その取引金額の幅を業界では相場と呼び、大体はその範囲内でセリが行なわれるのです。

当たり前のことを言いますが、

取引金額の上限付近で売ることがお得な売り方になり、
下限付近で売ることは損だと言えます。

 

つづく

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