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藤本タツキの名作ファイアパンチの振り返り感想第1巻前半

マンガの感想

みなさんはファイアパンチという名作漫画をご存知でしょうか。
そう、あのチェンソーマンの作者藤本タツキ先生の初長編連載であり、
今よりもさらにぶっ飛んだ感性フル全開のタツキワールドが楽しめる
エンターテイメント性が非常に高い漫画です。

チェンソーマンの第2部とTVアニメが待ち遠しすぎてファイアパンチをも
なんども読み返している私ですが、実はぶっ飛んだ構想以外にも意外と入念に練られた
ストーリーや卓越したキャラ描写などがこの当時からいかんなく発揮されています。

これまで数多くの漫画を読んできました。
北斗の拳や魁男塾の次世代としてドラゴンボールが全盛期だった少年ジャンプや
ゴーストスイーパー美神など結構危うい線ギリギリの当時の少年サンデー。
まだドラえもんの原作が載っていたコロコロコミックから始まり、
ドラゴンヘッドや隣人13号などアッチ系の漫画がジョジョに台頭を現してきて
進撃の巨人や大作ワンピースまで幅広く漫画を読んできました。

藤本タツキ先生はその先を行くニュータイプだと個人的には思っています。
さらなる飛躍を心願いつつ、過去の名作を振り返っていきたいと思います。

ファイアパンチ1巻

1話

生まれながらに奇跡の力を使える人間を「祝福者」と呼んだ時代。
その時代は「氷の魔女」と呼ばれる祝福者によって世界は雪と飢餓と狂気に覆われていました。
その世界に住む兄妹。少年アグニと少女ルナ。
ふたりは生まれ持って「再生」の祝福を持っていました。

ふたりは再生の力を使って自らの腕を切り、育ててもらった村の食料の糧となっていました。
凄惨ながらも平和だったそこに突如現れた大国の兵士たち。
ドマの祝福の能力「燃やし尽くす炎」によって村を焼かれることに。

再生能力が異常に強かったアグニは炎でチリになることを上回るスピードで再生し
なんとか生存していましたが、ルナはアグニの眼の前で息絶えることとなります。
最後に、二人の間では儀式となっていた拳を突き合うポーズでルナの「生きて・・・」。

そこから通算8年。アグニは炎に苦しみながらもその炎を克服することとなります。
久しぶりにまともな呼吸をすると「拳を握った」。鳥肌が立つシーンです。
場面が変わり大国の兵士が奴隷に対して人とも思わぬ扱いをしている最中。

そこを通りがかる燃え続けるアグニ。兵士も鉄を生み出す祝福者でしたが、
あっという間に燃え尽きることに。圧倒的な存在感とストーリー性を持って
ファイアパンチが幕を開けることになります。

序章「覆われた男」

2話

第2話は時をさかのぼりアグニとルナが住んでいた村に行き着く前のお話。
子供ながらに持っていた祝福の力を人間に利用される二人。
それは、火を絶やさないようにするための薪代わりそのものでした。

腕を切られ続け、ルナに乱暴を働こうとしたひとりの男をアグニが斧で殺してしまいます。
「痛い思いはコレで最後だ・・!ごめんな・・!」
とルナの腕を切断しその場を逃れるふたり。

アグニは過去を思い出し、怒りと憎しみを胸に復讐するものに向かって歩みを続けます。

3話

道中「鉄の祝福者」を倒し、その場にいた奴隷たちを救ったアグニ。
そのうちの一人「サン」がアグニに着いてきていました。
深刻で暗いストーリーの中、その名の通り太陽のように明るいキャラであるサン。

どうしても着いてくるサンを放置しつつもふたりで道中を進むことに。
奴隷たちを逃し同胞を何人も焼き殺したアグニに対し大国の刺客たちが迫ります。
アグニは雪の上で凍えているサンの近くにいて温めたりと本来持つ優しさが垣間見えます。

過去を思い出し苦痛にのたうちまわるアグニ。何もしていないと炎で気が狂いそうになるのです。
突如頭を撃ち抜かれるアグニ。刺客が現れました。

4話

サンに対して悪さを働こうとする刺客たちに一瞬で再生し炎を移すアグニ。
そう、アグニの消えない炎は誰にでも容易に触れることで移すことができ
しかも自身は再生の力で死ぬことはないという最強チートな力を持っているのです。

圧倒的な戦力を誇るアグニ。サンを人質に取られますがアグニは動じることはありません。
またサンは「電気の祝福」を持っているので刺客に対してビリビリを放ち自身を守ります。

雪崩に巻き込まれ雪に埋もれてしまったアグニとサン。サンを本気で心配し探すアグニ。
結局アグニの近くで埋もれていたサンは助かり、はたまたアグニの後をついていくことに。
サンもまた村での悲しい過去を持っている人物でした。

まとめ

あらすじの振り返りと感想を書こうと思っていたのですがとても感想を盛り込めないほど
怒涛の展開が続くことに振り返りを書いていて気がつきました。
第1話なんてとてもじゃないけど書ききれません。イチ投稿分を優に超える内容です。

結論ですが、興味が少しでもある方は原作漫画を読むことを強烈にオススメします。
私はチェンソーマンのライトさがとっても好きですが、こちらに関しては
重厚も重厚。特濃の天下一品5倍増しに匹敵する密度があることがハッキリと分かりました。

まとめのまとめですがこの世界観や登場するキャラクターたち、
ここからトガタが登場することでストーリーがとんでもない方向へと進んでいきます。

どこまで書き連ねられるかいきなり心配になってきました。
ひとまずはここらへんで。次回に続きます。

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